閑話(kan-wa)
徒然なるまま
昨日は朝から太陽も輝いていたが、昼過ぎに曇り、15時過ぎには雨。
天気がいい日が続いていただけに久々だなと感じた。
運転中の車のフロントガラスにはポツポツと水滴が当たる。
それが信号の赤い光をジワッと滲ませるのを見ていた僕は、それを振り払うかのようにワイパーレバーを押し下げた。
メトロノームのように一定のリズムを刻む。
前方の視界がよくなった時、あることに気が付き少し違和感を覚えた。
窓の汚れが少ないのだ。
例年、この時期なら黄砂の影響でフロントガラスが白濁するほど
細かな大陸の砂が表面を覆っているはず。
汚れを落とそうとウォッシャー液を散布しながらワイパーを回わす。
フロントガラスはワイパーで拭き上げた場所だけ、本来の透明感を戻す。
それは、鼻詰まりが一気にすぅーと通るくらいに、気持ちよいものだ。
今それが”少ない”と感じた。
もしかしたら、僕だけが感じていて、
他人は「やれやれ、今年も俺の愛車を汚しやがって」と感じるているかも。
気のせいなのか。
そういえば、今年は喉のイガイガもあまり感じない。
もしかしたら中国からのPM 2.5が少ないのだろうか。
なんでもインドではこの騒動により外出禁止のおかげで、ある村では今まで霞んで見えなかったヒマラヤ山脈が30年ぶりに見えるそうだ。
そう、工場が一斉停止したおかげで空気が澄んできたことによる。
渦中の中国、首都 北京においても、今年の空気や大気汚染は劇的に変化しているらしい。
こういう現象が世界中のあちこちで起きているのだから、今年は黄砂の汚れをあまり感じないのも、あながち勘違いではないのかもしれない。
この1ヶ月で地球の空気は綺麗になっている。
そして、人類は未知のウィルスに脅かされている。
人間は地球にとっては破壊者なのかもしれない。
人間だけが自然の摂理を守らないからだ。
いわば、僕らがウィルスってことか。
もしかしたら、この事態は地球の体調を良くするための投薬なのか。
抗人間ワクチン”COVID-19”
効能:鎮痛、消炎、呼吸器の通りを良くし、肺を楽にする
ふと、ガラスを叩く雨と、正確なリズムを刻むワイパーの音で我に返る。
それが、いつもに比べて綺麗な雨を何度目かの往復運転で拭きあげた時、信号が青く光った。
いま考えていたことなど、雨に流されたかのように忘れさる。
僕は再びアクセルを踏んで、澄んだ空気を再び汚し始めた。
この”ウィルス”はどこまで生き延びるのだろうか。
終話
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